日記
MINERVA展『始まりの湖』
MINERVA展
国内展&海外展ともに終了を迎えました~!!
こちらでも作品のお披露目~
『始まりの湖』
すべての人の心の奥底にある湖
世界から吸収したキラキラを 吸い込んでは
また世界へキラキラを 吐き出す
呼吸するように 美しい世界を創り出す
朝が始まり
夜がまた始まる
『始まりの湖』
今回は技術面で、最も苦労した作品のように感じます。
二枚の革をつなぎ合わせました。
最後まで重ねるか迷いましたが、
夜の始まりを表現したかったのと、
革によって発色が違うことがわかる作品にしたかったんですよね
淡い色も、発色する白色の牛革。。。
この透明感と、樹に着色して、背景を違う色にする
キラキラの宝石の部分を透明にして周りの色を反射させる…
普段は避けたくなるような技法で表現しました
古い革の方は重厚感のある色味で発色してきます。
見ていると
思わず深呼吸したくなる作品です♡
MINERVA展
第30回国際平和美術展
国際平和美術展に出した作品が戻ってきました~
フランスのUNESCO国連本部、
東京芸術劇場にて
たくさんの方々にご覧いただけましたこと、
感慨深いです。
虹の断面という作品。
縄文時代から伝わる、カタカムナで『平和』を表す記号を埋め込んでいます。
見る人やその場の空間が平和で包まれるように創っています。
あらゆる所にフラワーオブライフの形を作っています。
三次元の世界にものが生み出される瞬間の形です。
人間は自分の心の中から
平和を創り出すことが出来る。
どうかそのことを
すべての人が思い出せますように。
虹の中にいる人には
虹は見えない。
平和という概念が
存在しない世界へ。
ある日偶然港で海に向けて車を止めた。
海面が波打つほど遠くで雨が降っていた。
こちらはまだ降っていないので
外に出ると、
虹がかかっているのが見えた。
大きな、大きな虹。
見とれていると、
雨がだんだんこちらに近づいてくる。
虹がこちらに近づいてきたのだ。
近づいてきた!
海面が波打つほど強い雨が
虹と一緒に近づいてきた。
車に乗りこむと、
だだだだだーっと強い雨の音。
土砂降りで車の屋根がたたかれている。
虹は見えない。
虹の、中にいるのだ。
ハッとした。
平和も同じだと。
平和の中にいれば
平和という概念がない。
平和じゃない何かがあるから
『平和』は存在する。
平和という概念が、ない世界へ。